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探偵料金でトラブらないための重要事項説明書・契約書の見本
年々増加する探偵料金に関するトラブル
年度 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 |
相談件数 | 1315件 | 1658件 | 2010件 | 1734件 | 3199件 | 3479件 |
上の表は、国民生活センター(消費生活センター)に寄せられた、探偵業や興信所に関するトラブルの件数を表したものです。
探偵業や興信所に関するトラブルは、年々増加しているのが分かります。
そして、そのトラブルの多くが
「高額な解約料を請求された」
「電話で説明された料金よりも高く支払わされた」
「息子の捜索で、着手金を払った直後に本人が帰宅したが、探偵が返金してくれない」
といった、探偵料金に関するトラブルです。
そこで、特に探偵料金でトラブらないために、探偵と交わす重要事項説明書・契約書のチェック方法についてご紹介します。
重要事項説明書・契約書の5つのチェックポイント
探偵業法では、「重要事項は必ず依頼者に説明すること」を義務付けています。
ここで、私たち依頼者が探偵事務所とトラブルにならないために、特に注意して確認しなければいけないのは、以下の5点です。
- 私たち利用者が調査に支払う金額と、その支払い時期
- 解除する際に発生する可能性がある違約金
- 具体的な調査方法、調査期間、報告の仕方、調査により得られる情報
- 法律の範囲内での調査になること
- 調査の過程で取得した資料の処分期限
1.私たち利用者が調査に支払う金額と、その支払い時期
この内容が、重要事項説明書・契約書に記載されていないと、調査終了後に探偵料金でトラブルに陥る可能性が高くなります。
探偵に支払う料金はいくらか?探偵料金の支払いは調査前か、調査終了後なのか?しっかりと確認してください。
2.解除する際に発生する可能性がある違約金
家出した息子が帰ってきたなど、場合によっては、途中で調査をキャンセルしなくてはいけないこともあります。
調査を途中でキャンセルする場合、調査着手前と調査着手後で発生する違約金はそれぞれどのくらいの金額なのか、確認しておきましょう。
3.具体的な調査方法、調査期間、報告の仕方、調査により得られる情報
探偵料金以外では、調査内容についてのトラブルも考えられます。
例えば夫の浮気調査であれば、どのような方法で夫を尾行し、浮気の証拠を入手するのか、浮気調査の期間は何日の何時までなのか、報告は浮気調査の途中もするのか、それとも浮気調査後にまとめてか、といった調査内容についてを詳しく確認しましょう。
そうすることで、調査の内容が不十分といった、調査の品質に関するトラブルを防げます。
4.法律の範囲内での調査になること
探偵が行う調査は、法律の範囲内で行わなければいけません。
例えば、復讐工作や、ストーカー目的の調査は違法ですので、そのようなことがないように、調査内容をしっかりと確認しましょう。
探偵のできる調査についてはこちらです→探偵ができる調査とできない調査
5.調査の過程で取得した資料の処分期限
探偵に依頼する調査の内容によっては、他人に知られたくない情報も出てきます。
その際、調査資料をいつまでも保管されると、常に情報の流出を心配しなくてはいけません。
そのようなことがないように、資料の処分期限について確認しておきましょう。
探偵事務所と契約を結ぶ前に、必ず上に書かれているような重要事項の説明を受けてください。
探偵と交わす重要事項説明書・契約書の見本
先ほど、重要事項説明書と契約書のチェックポイントについて説明しましたが、重要事項説明書と契約書について、具体的なイメージがわきにくいかもしれません。
そこで、重要事項説明書と契約書の見本とをご紹介します↓
探偵と交わす重要事項説明書・契約書の見本
探偵と契約する際の、書類チェックの参考にしていただければと思います。
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