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探偵が行う家出人(失踪人)調査の内容
家出人の捜索に探偵を依頼すると、どのような調査をしてくれるのでしょうか?
主な調査は下の3つです。
- 家出人(失踪人)調査の準備
- 聞き込み調査
- 張り込み・尾行調査
では、それぞれの調査の具体的な内容について紹介します。
1.家出人(失踪人)調査の準備
家出人を探す上で、手がかりは必ず必要です。
探偵が家出調査の手がかりとする代表的なものは、下のようなものがあります。
家出人の部屋
家出人が意図せずに、無意識のうちに残してしまったものに、重要な手がかりが隠されている場合があります。
衣類のポケットやゴミ箱などから、買い物をしたレシートや、飲食店の店名や電話番号が記された名刺等が出てくる場合があります。
また、部屋の状況も重要な手がかりです。
例えば、普段と比べて部屋が整理されていた場合は、家出後の生活に必要なものをまんべんなく持ち出していると考えられ、計画的な家出と推測されます。
逆に、普段持ち歩く携帯(スマホ)や財布が置かれたままだったり、テレビや電気がつけっぱなしなど、家電製品が使われたままの状態であれば、計画性がなく、状況によっては事件性も考える必要があります。
家出して間もない場合、なるべく部屋の中を触らずに、探偵に見てもらいましょう。
優秀な探偵であれば、私たちが見落としてしまうようなものも、手がかりとして発見できます。
パソコン・携帯(スマホ)
インターネットによって、全く見知らぬ人と、気軽に知り合うことができるようになりました。
パソコンや携帯電話が残されている場合、メールでのやり取りの記録や、インターネットの閲覧履歴、通話記録を調べることで、家出人調査の手がかりをつかむことになります。
金融関係(銀行・郵便局)の預金通帳
家出人がよく使う銀行や郵便局の預金通帳を持っている場合、通帳記入をして預貯金の出し入れを確認します。
銀行や郵便局では、出入金などの取引が行われた場合に、その記録を残しています。記帳することにより、取引日時、取引内容、金額、記号化された取扱い支局が判明しますので、家出先特定の手がかりになります。
社会保険・国民健康保険
家出人に持病があったり、家出後に病気やけがで医療機関に行き、社会保険や国民健康保険などで料金を精算している場合、最終的に各種政府管掌保険事務所や各自治体の国民健康保険係に家出人が診療を受けた医療機関が記録されます。
診療を受けた医療機関が判明することで、次回の受診予定日なども把握できる可能性があります。
運転免許証
家出人の違反状況などによっても時期が変わりますが、運転免許証の更新時期に運転免許センターなどに家出人が現れる可能性もあります。
ここに挙げた手がかりは、あくまで一般的なものですが、顔が広い探偵や元警察OBの探偵など、独自の「つて」で得られる手がかりもあります。
2.聞き込み調査
家出人を探す上で必要不可欠な調査技術です。
聞き込み先から家出人の情報を得る場合、相手に協力的になってもらう方法や、その情報が正しいかどうかの見極め方などは、普通の人には習得が難しく、長年培ってきた探偵の経験が成功を左右する調査です。
聞き込み先としては下のような相手が考えられます。
友人や知人への聞き込み
家出人に関して、同居している家族よりも、友人や知人のほうがよく知っているということは、よくあることです。そのような友人・知人に対して聞き込みをすることで、家出人の思わぬ行動パターンや交友関係を知ることができる場合があります。
ただし、家出人をかばって嘘をつく可能性もありますので、その見極めも重要です。
職場や学校への聞き込み
家出人が身内に見せない人物像を、職場や学校であらわしていたというのはありうる話です。
例えば、社内不倫などの異性問題、職場や学校でのいじめ問題は、家族には知られたくない、秘密にしておきたいことになります。
近隣住民への聞き込み
家出人が家出をする際、近隣住民に目撃されている可能性もあります。
もし目撃していれば、家出人との遭遇日時、服装、同行者、交通手段などの有力な手がかりを持っている場合があります。
交通機関への聞き込み
電車での移動が考えられる場合、家出人が利用したと思われる駅周辺での聞き込み、
飛行機の場合は、空港関係者への聞き込みが考えられます。
宿泊施設への聞き込み
家出調査によって、家出人の居所がある程度絞られた場合、宿泊施設への聞き込みも有力な手掛かりになる場合があります。
宿泊施設には簡易宿泊所やカプセルホテル、ビジネスホテルや旅館など、様々なタイプがありますので、家出人の経済状況や心境によって、ある程度は的を絞った聞き込みをする必要があります。
3.張り込み・尾行調査
張り込みや尾行調査は、以下に相手に気付かれずに行えるかがカギを握ります。
中には探偵と一緒に張り込みをしたいという依頼人もいますが、張り込みの段階で対象者に気付かれてしまうと、その場所では、いくら張り込んでも出没しなくなります。
できれば、顔が知られていない探偵に任せるほうが無難です。
また、張り込み・尾行の対象には以下のものがあります。
友人や知人への張り込み・尾行
家出人との関係が深い友人や知人の場合、家出人をかばう気持ちが強くはたらく場合があります。そんな時は、家出人が接触していると思われる友人・知人への尾行や、家出人が身を寄せていると思われる場所での張り込みが必要となります。
金融機関での張り込み・尾行
家出人がよく使う銀行や郵便局の預金通帳を持っている場合、銀行や郵便局の利用状況から、利用した場所の確認を行い、その頻度や利用時間から、張り込み日、時間を設定し、周辺環境や出入り口の状況を把握したうえで張り込み調査を開始します。
家出人行きつけの場所での張り込み・尾行
人の趣味や習慣は簡単には変わりません。そのため、以前によく訪れていた店や場所を訪れるケースもよくあります。また、家出人が家出後に行かなくてはならない場所もあるかもしれません。
このため、家出人が家出前に行きつけていた店や場所での張り込み調査も有力な方法の1つです。
宗教団体施設での張り込み・尾行
家出人に強い信仰心がある場合は、入信していた宗教団体の関連施設に身を寄せている可能性が考えられます。ただし、宗教団体によっては入信の有無を返答しない団体もあります。
その場合は、宗教団体の関連施設への張り込み調査が必要となります。
探偵の家出人(失踪人)調査は多岐にわたります
このように、探偵が行う家出人調査は、非常に多岐にわたる上に、これまで培ってきた経験により、家出人の発見率が左右されます。
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